このコーナーでは、286ライターの
HOYAPAI(ホヤパイ)が
気になる太白区の
スポット・人・物をご紹介します!
HOYAPAI
太白区在住の太田和美
(美術家・パフォーマー)が
展開しているアート作品。
三陸の海の幸「ほや」と豊穣と象徴
「乳房」をオマージした造形で、
頭に被ったり
空間に飾ることができます。
「出会うだけで幸せになる」
という都市伝説を伝播中。
- #05
- 国道286はワイナリー街道!?
- 仙台市内から国道286を川崎方面へ進んでいくと、秋保温泉郷に辿り着きます。秋保石(火山灰が堆積してできた凝灰岩)の貨物輸送を目的として、1914年(大正3年)に開業されたのがはじまりの『秋保電鉄』停車駅跡地と名取川が流れる『磊々峡』のぞき橋を過ぎたところに、今回ご紹介する『秋保ワイナリー』さんがあります。
この土地は南北を山に挟まれ、渓谷からの涼しい風がぶどう畑を通るためワイナリーに最適な自然環境。そして『秋保ワイナリー』さんは、地中の栄養を整えてくれる土壌の微生物や小動物たちの多様性を維持するための取り組みも欠かしません。
- -『秋保ワイナリー』の起源は、山元町のワイナリー
- 山元町にあった県内唯一のワイナリーが東日本大震災後、同じ場所につくることができなかったため、毛利代表の友人の紹介で現在地にて再出発した『秋保ワイナリー』さん。
2015年にワイナリーをオープンされ、翌年の『第7回地域再生大賞(共同通信社、地方新聞45紙)』で、優秀賞を獲得。2021年には『第8回 サクラアワード2021』で、ゴールド賞を受賞するなど、多方面で評価され続けています。
現在もふるさとの様々な人や食などを繋いで、地域の新たな魅力を生み出して発信する場所として「生産者のみなさんに貢献していきたい」と、地域振興に積極的なワイナリー。
- -ワインとともに、宮城の特産品・文化・芸術を応援!
- 東北は牡蠣やホヤなどの新鮮な海の幸をはじめ、ジビエ料理や野菜づくりも盛んな地域。それらとともに地元ワインを楽しめるワインツーリズムに参画されたり、飲食店などとイベントの開催もされています。
そしてワイナリーでは、ワインのテイスティングなどができるカフェも併設され観光客にも人気の施設。産地にこそ最高のマリアージュ(相性の良さ)あり!生産者さんのお話を聞きながら、海や畑で食べるとお料理とワインは、一味も二味も違うとのことです。
- -ぶどう畑に囲まれた、開放的なカフェスペース
- ワイン好きには欠かせないテイスティング!こちらでは、ぶどう畑を眺めながら楽しむことができますよ。お酒好きな私、HOYAPAIも勿論いただいてきました。
この日いただいたのは、サクラアワード2021で金賞を受賞した『リバーウインズ(ロゼ)』、低温発酵させた後に木樽で熟成させた『シェルドネ(白)樽熟成 ’21』『ノンアルコールワイン(白・スパークリング)』。
ノンアルコールワインは、ハンドルキーパーやワインが飲めない人におすすめです!非売品なので、ここでしか味わえませんよ〜
- -ワインだけじゃない!県内の特産品も堪能できます。
- 施設内には『秋保ワイナリー』で醸造されたワイン、シールドが購入できるショップも併設されています。またワインに合う里山と海の幸を使った地元食品も揃っているので、自宅でも『食材王国みやぎ』のマリアージュを楽しむことができます。
牛タンや笹かま、牡蠣、ホヤ、タコ、塩竈の藻塩のほか、蔵王のチーズなど充実したラインアップ!
2022年5月には、ぶどうの種を搾り抽出した『グレープシードオイル』も販売が始まりました。
- -国道286で川崎市へ進むと、廃校を改修したワイナリーが!?
- 国道286を秋保方面との分岐を直進していくと、川崎市へ続く国道119に繋がります。そこを左折して車を走らせた先には、廃校になった『川崎町立旧支倉小学校』の体育館を改修したワイナリー『AL FIORE(アルフィオーレ)』があるんです!
こちらのワイナリーは、代表の目黒 浩敬氏が自身の創作イタリア料理店『AL FIORE』を閉じて、2015年にオープンされたワイナリー。
国道286が繋ぐワイナリー街道は、ドライブに最適です!美味しい食べ物とワイン、そして温泉好きな方は、ぜひ286ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- -次回予告
- 次回は、山田にある『ボロスォロ』さんにお邪魔します!常連さんやご近所の皆さんに愛される人気カレー店♪
取材協力
(株)仙台秋保醸造所/秋保ワイナリー 様
https://akiuwinery.co.jp/